精神疾患によって生じる睡眠障害の症状と対処法

心療内科では、うつ病や不安障害のほか、パニック障害や強迫性神経障害など誰でも罹患するおそれのある病の治療を行います。こうした疾病は、気分が落ち込んだり不安に悩まされたりするだけでなく、身体的な不調を伴うことが多いでしょう。たとえば、睡眠障害に陥り、疲れていてもなかなか寝付けないという症状が多く見られます。睡眠障害と言っても、それだけではなく、寝つきが良くても夜中に何度も目が覚めてしまったり、朝早すぎる時間に覚醒したりする症状も含まれます。

さらに、ぐっすり眠ったはずなのに一向に眠気や疲れが取れないこともあるでしょう。睡眠不足のため昼間の大事な会議で寝てしまうほか、睡眠中に大声で叫んだり暴れたりするというケースも見られます。こうした症状については、精神を安定させる抗不安薬や抗うつ薬を投与するほか、導眠剤を服用させるなどの処置が採られています。

チックや消化器系の症状に対する心療内科の治療法

また、チックと言って首や頭が不自然に動くこともあります。チックは不随意運動なので、本人の意思に関係なく勝手に動いてしまうため、周囲の人から不審がられてしまうかもしれません。そして、消化活動が衰え、食欲不振になったり、吐き気や下痢を起こしたりすることも珍しくないでしょう。呼吸や脈拍のリズムが狂い、過呼吸になったり、急に激しい動悸に襲われることもあります。心療内科では、患者の身体的症状を改善するための治療法として、精神的安定の効果がある抗不安薬や抗うつ薬を投与するほか、中枢を抑制・興奮させる向精神薬や筋弛緩剤なども服用させています。

精神療法や行動療法も併用して、心の安定を図ることができれば、身体的症状も自然に治癒する事例が少なくありません。